名古屋ウィメンズマラソン#3

〈まえがき〉
すみません、長いです。
でも書かずにはいられなくて書いたら止まらなくて。。
お暇な時にでも〜。

42.195kmをやっと走り終えて、ゴール。
まず最初にやるべきこと。
この感動を写真で残さねば!
スタート前はがちがちに震えててとても写真を撮る気にもならなかったので今こそ携帯カメラの出番!
ウェストポーチにしまい込んでたiPhoneを取り出すと、、、
ホームボタン押しても画面まっくら。
そう、まさかの充電切れ。
どうやら何やらのアプリが起動したままになってたらしい。
ホームボタンを何度押しても充電マークがうっすら見えるだけ。
あ、でも充電器持ってきたんだ〜とほっとしたのも束の間、充電コードを忘れたことを思い出す。
しばし放心状態。。
この感動の場面を写真に残せないどころか、応援に来ているはずのだんな様とはる坊に連絡を取る術がない。
(#2のゴール写真はお友だちからいただきました♪)
何時くらいに着くから〜なんて当然言ってないので二人がどこにいるのかさっぱり見当がつかない。
ナゴヤドームか(隣接している)イオンにいるとは聞いていたが…
ナゴヤドームはとても広い。
イオンもかなり広い。
そしてだんな様の携帯番号思い出せない。。孤立無援。。。
放心状態のまま記念品のティファニー、Tシャツ、タオル、ペットボトル2本とバナナ1本とサンドロール、荷物を受け取りふらふら出口へ向かう。これ、結構重い。
二人を待たせているという焦りがあったので恥を忍んでiPhone持ってる人を見つけては「充電コードもってませんか?」と聞き込み調査。
…今って充電コード持ち歩いてる人、いないのねええ。
確かにiPhone6になってから充電の持ちはいいですからね、さすがです、Appleさん。。
そしてiPhoneで話しながら歩いている人の後を追ってる自分にふとこれはあやしすぎると。(走ってる時そのままの服装でサングラスもしてた…)
ちょっと冷静になろうとバナナを食べてたらひらめいた。
イオンに入っている携帯ショップ!
あそこなら何とかなるかも!
食べかけのバナナをティファニーの袋に放り込んで(罪)ドームを出ていざイオンへ!
それがどうやらイオンの入り口の反対側にいたらしく、歩いても歩いても着かない。
ドームよ、なぜこんなに広いのだ…
フルマラソンを走った後の体の疲れって相当なもので立っていても座っていても足が痛い。お腹も痛い。頭も痛い。ぜーんぶ痛い。
しかも汗が乾いて塩となり、顔全体がじゃりじゃりしてる。これにはびっくり。
そんななのでできれば壁に寄り添ってじっと瞑想していたい気分なんです。
その状態で結構な荷物(ペットボトル2本がきいた)で結構な距離を歩く苦痛。
やっとイオンに辿りついたと思ったら携帯ショップは現在地の反対側やん!また!
なぜ最近のショッピングモールは横に長いのだ…縦に長ければエスカレーターが使えたのに。
足を引きずるように歩いてようやく到着。
店員さんに聞いたら充電サービス(30分¥100)があるとのこと!
さっそく使わせてもらおうと思ったら「すみません、今iPhoneの充電器は全て使われています」
なんだって〜〜
いつ空くかはお客さんが取りに来るまで分からないという無慈悲な説明を受けて、もう充電コードを買うしかないとレジに走る。
タイミング悪く、お金を払い終わったところで充電していた方が戻ってこられた。
空いたのなら使わせてもらおうと100円を出そうとしたら小銭がない。
両替お願いしますと言ったらまたもや無慈悲な言葉。
「こちらでは両替は行っておりません。あちらにゲームセンターがあるのでそちらでお願いします」
ゲームセンター??また遠いね!!!
この時点で本当に泣きそうになる。
足をずりずり引きずって両替を終えてやっと充電開始。
コードを差せばすぐに通話できますか?と聞いたらさらに無慈悲な説明が。
「充電ゼロですか…この充電サービスはあくまで仮のもで充電ゼロだと10分は充電しないと通話はできないかもしれません」
なんだって〜〜〜〜
やきもきしながら2分待ってもう限界。
電源入れて通話ボタン押したらちゃんとかかった!やった!
でも短いコードなので空気椅子状態で話さなければならなくて私のボロボロの体が「もうやめて!」と叫んでるのが聞こえた気がした…
二人は本屋にいるとのことで(また反対側だよ。。)できる限り急ぎ足で向かう。
だんな様とはる坊の後ろ姿を見つけてこれほど安堵したことは今までなかったと思う。
「ただいま〜」と言うとはる坊はちょっと元気がない。
だんな様曰く、おかあさんと一緒にいれなかったから寂しかったとのこと。
待たせてしまった負い目で申し訳ない思いが増す。
しょうがないから手っ取り早い愛情表現、はる坊を抱っこで駐車場まで歩く。
これで私の足は完全に死んだ…

以上、マラソン完走記録より長い後日談。

来年も出る?と聞かれるけどこっそりたてた目標タイム4時間半をほぼ達成したので来年はもういいかなーと。
でもまた走りたくなるのかなあ。
とりあえずいつもの早朝ジョグをやりながら考えよう。

長々とお付き合い、ありがとうございました〜。


記念品のティファニー。
自分のタイムも刻印できるらしい。(有料)


写真左:日やけしてた〜。疲れすぎて暑さはまったく気にならなかった。
写真右:こんな風貌で聞き込み調査してました。下はスパッツとスカートで…

〈あとがき〉
このお話にはいらんオチがあります。
ゼッケンの裏側に自分の名前と緊急連絡先が書いてあったのです。。
緊急連絡先=だんな様の携帯番号
(ノ_-。)

20150310_3

名古屋ウィメンズマラソン#3」への12件のフィードバック

  1. マラソンより熱いアフターストーリーありがとうございます…。来年は趣向を変えて、跳躍とか投擲種目の参加はどうでしょうか。練習で早朝砲丸投げとか早朝走り幅跳びなんて素敵です。

    1. シカタリホさま
      マラソン終わって5分後にはすっかり余韻は消し飛んでしまいました。。
      趣向を変えるというのはいいですね〜。
      早朝砲丸投げは間違いなく警察のお世話になるのでやめておきますが…
      で、シカタリホさんがご指導していただけるんですよね。
      待ってます、4時に。遅刻厳禁。

  2. harubocchanさん、フルマラソンとはすごいですねー!!
    完走おめでとうございます!!
    週末ランナーとしては、フルマラソンに挑戦される気合がほんとすごいと思います。

    1. tagioさま
      ありがとうございます〜。
      気合というより軽い気持ちでエントリーして日に日に事の重大さに気付くといういつものパターンでした。笑
      死ぬまでにやっておきたいことのひとつを遂行できて清々しい気分です!
      今週ずっと風邪を引いてましたが…不死身じゃなかった自分を改めて感じております。。

  3. こんばんは(*^_^*)
    読んでて、こちらもハラハラドキドキしましたよ。
    でもフルマラソンを4時間半で完走とは凄いじゃないですか。
    早朝ジョギングを途切れず続けなければ出来ませんね。
    来年もやるしかないと思いますよ。

    1. wakasaさま
      おはようございます♪
      日々の積み重ねというのはどこかで役に立つものなんですね〜。
      早朝ジョギング効果が出て良かったです。
      ただこれ以上、上を目指す気力が今はありませんが。。(;^_^A
      暗闇のひとり早朝ジョグをしながらゆっくり考えます。
      ありがとうございました♪

  4. ハル坊ママこんばんは、ウィメンズマラソンごくろうさまでした!ず~っと早くからのジョギングはこのためだったんです!前から感心していました。完走おめでとうございます。
    そしてやっとゴールができて記録の写真がスマートホーンの不都合で喜びが覚めてしまい力が抜けたことでしょうね!…素晴らしい体験の報告をありがとうございました。感動しました(^_-)-☆

    1. 雨の魚さま
      ありがとうございます♪
      ウィメンズ出ようと決めたのはエントリー時がちょうど私の誕生日あたりで40歳になる記念にいいかなーと。あと、なわとび大会で金メダルもらって多少自信がついて公式な競技で試してみようかなと。
      充電切れは痛かったですね、、いろんな意味で。
      むしろ大会後の方が印象深くなってしまいました〜。笑

  5. お疲れ様でしたー。
    42キロ、私には走れません….。
    それだけでスゴイです。

    1. Sachieさま
      ありがとうございます♪
      人間、必要に迫られればなんとかなるもんです。
      その必要というものが個人によってそれぞれ違うということなんでしょうね〜。
      私にこれが必要だったのかは自分でもよく分からんのですが。。。

  6. 笑いながら読んだけど、これはかなりハードね(笑)
    はる坊抱っこにトドメを刺されてる。
    でも、そんな状態でもはる坊を優先するところが凄い!
    そして、最後のオチが素晴らしい(^_^;)

    P.S.わたくしもタケノコ派です。

    1. Morrieさま
      ホント、何の罰?って思うほどの苦行でした…
      はる坊抱っこはあれこれ気を遣って喋る気力がなかったというのが本音です。笑
      ゼッケン裏の緊急連絡先はやられた〜。しかも自分で書いてたし。。
      たけのこの里、おいしいですよね〜。どうしてきのこの山だったのか謎!

wakasahs15th への返信 コメントをキャンセル